生活施設
本プログラムの研修生は、海外からの研修生の宿泊施設として実績があるひろしま国際プラザ(広島県東広島市)を主たる生活施設とします。研修生は滞在中、公益財団法人ひろしま国際センターが実施する日本語研修に参加するとともに、日本文化に触れる各種イベントにも参加します。
ひろしま国際プラザの詳細は、ホームページをご覧ください。
ひろしま国際プラザへのリンクはこちら
ひろしま国際プラザ |
宿泊室 |
食堂 |
研修生の生活
月日 | 活動状況 |
---|---|
5月14日 | 日本での生活始まる |
5月21日 | 日常生活の中での防災について学ぶ |
5月26日 | 小学校の運動会に参加 |
5月31日 | 夜間日本語講習始まる |
6月16日 | 研修生、散髪に行列 |
6月29—30日 | ホームステイを体験 |
8月15日 | 型染めに挑戦 |
8月17日 | 盆踊りを体験 |
8月24日 | 東広島バスツアーに参加 |
10月12日 | 西条酒祭りに参加 |
11月28日 | 賀茂高校を訪問 |
1月7日 | 書道を体験 |
1月30日 | 日本料理を作る |
2月25日 | 広島国際協力センター退館 |
[2014年2月25日] 広島国際協力センター退館
研修生は、お世話になった皆さんとの別れを惜しみながら、広島国際協力センターをあとにしました。
同センターでの生活は、2013年5月14日から約9カ月に及びましたが、大きな怪我や病気をすることもなく、元気に過ごすことができ、研修に励みました。
お世話になった皆さんと |
楽しい思い出を一杯持って退館 |
[2014年1月30日] 日本料理を作りました
AJOC外国人研修生の日本語講習が、もうじき終わります。しかしながら、講習の楽しさに終わりはありません。今回、研修生の要望をもとに、ひろしま国際センター(HIC)が料理の会を計画して、日本食の料理方法を学ぶ機会を設けてくれました。前の週の授業の際、研修生で話し合って何を料理するかを決めました。巻きずしと大阪風お好み焼きです。
我々研修生のために特別に3名の先生方に来ていただきました。池田先生と野田先生と河野先生です。先生方の指示を、溝手さんと大田さんが通訳してくれました。
お好み焼きを作る研修生 |
|
巻きずしなどを作る研修生 |
|
初めに、先生方が調理のために材料の下ごしらえをするのを、全員で手伝いました。準備の間や調理の間も、みんな楽しく夢中になって、先生方に倣って、取り組みました。マレーシアとインドネシアの研修生は上手にお好み焼きを作っているようでした。一方、フィリピンとベトナムの研修生も巻きずしをうまく作っているようでした。ベトナムの研修生は、自国の料理を紹介するべく、何か作っていました。
気づくと、あっという間に2時間が過ぎていました。最後は、作った料理をみんなでいただきました。とてもおいしかったので、確認のためにもう一度、材料と作り方を教えてもらいました。自国に戻って、日本食を紹介できるようにするためです。
とても有意義な経験をすることができ、先生とHICの方々にとても感謝しています。
「いただきます」 |
この写真をクリックすると大きくなります |
[2014年1月7日] 書道を体験しました
日本語講習の一環で、書道について学びました。「書道」とは、書き方のことです。講師は、書の専門家である原田友仙さんです。先生はまず、日本の漢字の歴史(6世紀に漢字から派生した)の説明から始められました。
漢字は、絵文字からの発展によって生まれ、徐々に現在の形へと発達し、簡素化されました。漢字には独自の書体があります。もっとも基本的な三つの書体は、楷書、行書、草書です。
また、書道の道具についての説明も受けました。墨汁、和紙、和紙をとめ置くための文鎮、墨が裏ににじむのを防ぐために敷く下敷き、そして筆です。
書道に使う道具 |
先生は、書道の漢字の書き方のお手本を見せてくれたあと、私たちに筆の運び方などを指導してくれました。
原田先生から書き方の指導を受ける研修生 |
基本の横画、縦画、曲がりなどの筆使いから、ひらがな、そして漢字を書く難しい筆使いまでを習いました。墨をつけた筆で、半紙に漢字を書いてみました。漢字は、八つの基本的な筆使いで成り立っており、この八つの筆使いは、永遠の「永」の字を書くのに含まれる8種の技法をさします。八つの筆使いは、八方向に向いていることから「永字八法」と呼ばれます。
書道について段階的に学びます |
先生は、私たちが練習する際に、ルールとコツを教えてくれました。たとえば、右手で書き始めるときには、左手で半紙の端を押さえて、半紙が動かないようにする、などです。書道を正しく身につけるには、筆を垂直に持たなければなりません。書を書く最適な姿勢は、立位であるということを知りました。立位だと、書いていく過程を、より落ち着いて、よく見ることができるからです。
筆の持ち方のお手本を示す原田先生 |
長時間の学習と漢字を書く練習ののち、書道講習の成果として展示する清書を一枚ずつ各自が選びました。HIPのロビーに展示された自分たちの漢字の作品を見て、大満足で、嬉しくもあり、また誇らしくなりました。
誇らしげな書道家たちとその作品「月」「光」「忍」「花」 |
[2013年11月28日] 賀茂高校を訪問しました
AJOC研修生は、高校生との文化交流に参加しました。気温は3度と寒かったのですが、楽しみにしていたので、わくわくしていました。
車に乗って20分ほどで賀茂高校に着き、まず初めに英語の先生にお会いしました。先生は、我々を歓迎してくださり、校長先生に紹介してくれました。この夜、我々にはたくさんの驚きがありました。最初の驚きは、校長先生でした。校長先生は、とても親切で、且つ楽しい方でした。次に、英語の先生が教室をいくつか案内してくださり、それが第二の驚きでした。各教室の生徒数が少なく、生徒たちは制服を着ていないのです。先生の説明によると、こちらは定時制課程であり、制服を着用しないとのことでした。生徒の中には、ベトナムやインドなどの外国からの方が数名いました。話をすると、とても親しみやすい生徒たちでした。
自己紹介を行う研修生 |
自国について紹介する研修生 |
交流行事は、体育館で行われ、およそ50名の生徒と数名の教員の方が集まっておられました。生徒の皆さんの前で紹介を受けたあと、日本語で自己紹介をしました。日本語はあまり上手くはないのですが、そこに居る皆さんが一生懸命に聞いてくれるので、安心して話すことができました。
その後、各研修生はそれぞれの国や人々についての写真と資料を持って、体育館の四隅に移動しました。生徒たちも四つの班に分かれて、全四カ国(インドネシア、マレーシア、フィリピン、ベトナム)についての話を聞くことができるように、四カ所を班ごとに移動していきました。自国紹介の発表時には、先生方やHICスタッフに手伝ってもらい、安心して、楽しく行うことができました。また、生徒たちともたくさん話すことができました。
楽しいひとときを過ごしました |
生徒からの花束に感激 |
一時間ほどの対話を終え、終了時間となりました。生徒たちも帰宅する時間でした。最後の驚きは、生徒たちから花束をもらったことです。さらには、校長先生からも時計の贈り物をいただきました。
うれしい気持ちでいっぱいで、HIPへ戻ってからも、毎週でも文化交流をしたいと冗談を言い合いました。
[2013年10月12日] 西条酒祭りに参加しました
研修生は、待ちに待った西条酒祭りに参加しました。酒祭りは、東広島市の西条で、毎年10月の第二週に行われるお祭りです。酒祭りの行われる10月のこの週末、西条は大変なにぎわいとなります。西条は、1650年頃から酒造りのまちとして有名で、昔からの酒蔵が10軒もあります。
西条駅から中央公園へ向かう通りには、露店が出ました。通りの東側には、食べ物を売るお店やステージなどがあり、自由に出入りできます。公園の西側には、900種以上のおいしい日本酒を試飲することができる一画がありました。
研修生にとって大変うれしいことには、単に酒祭りに行くだけではなく、ひろしま国際センターの方々のおかげで、「みだればやし」に参加することができました。赤い法被を着て、太鼓を叩きながら、地域の人々と一緒に「みだればやし」で、酒祭りでにぎわう通りを練り歩きました。本物のおいしい酒を飲んでみたいなら、この酒祭りが絶好のチャンスです。数多くある種類の日本酒の中から、飲みたい酒を選ぶことができます。小さな太鼓を叩きながら、活気ある雰囲気を楽しむことができました。
誰もが笑顔で、友達や家族と食べたり、飲んだりして楽しめる、忘れられない体験をすることができました。酒祭りの参加にご尽力くださったHICやご案内くださった方々に大変感謝しております。
みだればやしで練り歩く研修生 |
一息つく研修生 |
振る舞い酒をいただく研修生 |
「牡蠣 おいしかった」 |
[2013年8月24日] 東広島バスツアーに参加
ひろしま国際センター(HIC)が主催する外国人市民のためのバスツアーに、初めて参加しました。あいにくの雨の中でのツアーでした。
AJOCの研修生を含む参加者は、バスツアーに出発する前に、西条警察署の警察官から、交通規則、違反者に対する罰金など、具体的な交通ルールについての話を聞きました。その中で、交通違反に対する罰則や罰金が厳しく課せられていることや、日本人が交通ルールをきちんと守っていることを知ることができました。
警察官による説明は、大変参考になりました。お陰で、より安心して、安全に西条の街に出かけられるようになりました。
交通ルールの説明 |
きのこ栽培施設見学 |
バスツアーの最初の目的地は、河内町のきのこ栽培施設でした。外は大雨でしたが、栽培農家の方に屋内でのきのこ作りの様子を見せていただきました。
栽培施設の中が混雑しないように、ふたつのグループに分かれました。最初のグループが屋内で見学している間、もう一方のグループは、きのこパウダーをかけたかき氷を作りました。栽培施設の中では、種菌を植え付ける準備段階から収穫段階までの栽培過程を説明していただきました。「マイタケ」と言う日本では値段の高いきのこの一種で、ヘルシーなきのことしても知られています。
嬉しいことに、よく育ったきのこをお土産用に収穫させてもらいました。参加者はみんな、新鮮なきのこを摘んで持ち帰り、献立のひとつに追加しました。
かき氷作り |
おいしそうなきのこ料理 |
天気が少し良くなったので、景色を楽しむことができました。次の目的地は、安芸津海岸でした。
天気と時間の都合で、車窓から景色を眺めるだけで、残念ながら砂浜の散策はできませんでした。たくさんの牡蠣養殖場が海岸線に沿って見えました。また、瀬戸内海に点在する多くの島々が見えました。
うっとうしい空模様ではありましたが、素晴らしい景色を眺めることができました。
素晴らしい眺め |
歴史と伝統の町 |
次に、白市へと向かいました。
白市は、江戸時代に開かれた町で、たくさんの古い屋敷や寺社の街並みが今も残っています。100年以上も経つ古い屋敷が、多く保存されています。先人たちがずいぶん昔に建てた建物や道路などに見られるように、日本の伝統・文化が今日にいたるまで継承されていることは、大変すばらしいことです。後世に日本文化を継承していくことは、とても重要なことです。
白市の街並みを散策したあと、高屋東小学校の体育館へ行き、地元の歌舞伎を見ました。
歌舞伎の題名は、「白波五人男」でした。日本語のせりふはわかりませんでしたが、楽器の音色を聞き、出演者の動作を見て、楽しみました。それぞれの役者が身に纏った衣装や顔に施した化粧も興味深いものでした。我々のところへ来てくれた演者のひとりと、一緒に、記念写真を撮ることもできました。
歌舞伎の一幕 |
あいにくの天気でしたが、ツアーは成功裏に終わり、予定通り全員無事に戻りました。このツアーは、参加者にとり、特にAJOCの研修生にとっては、日本文化を学び、また、きのこ料理を知る良い機会となりました。
大変楽しく、且つ、くつろげる1日でした。HICの方々のご尽力とご支援に感謝いたします。
[2013年8月15日] 型染めに挑戦
夏季自主研修期間の8日目に、私たち外国人研修生は、ひろしま国際プラザにおいて、日本文化体験の一環として、型染めを習いました。私達は誰も、型染めとは何か、またどうやってやるのかということを知りませんでした。このような工芸品の講習会は、全員初めてのことだったからです。
講習会は2時間の予定で行われました。研修生はまず型染めの歴史について学び、それから実際の作業にかかりました。講師の先生の説明と指示を、ひろしま国際センターの職員の方が通訳して下さいました。材料はすべて天然のものであると知り、驚きました。染料は、破砕した天然石を酒と混ぜて作られていたり、色を塗って装飾する部分には蒸した玄米が用いられていたりします。
さっそく取り掛かりました |
講師の丁寧な指導を受けました |
講師の説明を受けたあと、私達はそれぞれの創造性を活かして、染め始めました。驚いたことに、全員それぞれにアーテイストの才能がありました。室内は、し~んとしていました。みんな作品づくりを楽しんで、没頭していました。思い思いの作風で作ったようでした。
各自、創作に没頭しました |
笑顔で作品と記念撮影 |
この写真をクリックすると大きくなります |
型染めの次に、講師はもうひとつ伝統的な染色技術を教えてくれました。天然素材(今回はジャガイモ)を使って、真っ白な布をきれいに装飾しました。これも大変楽しい作業でした。ジャガイモを切って、その断面にいろいろな形を彫ります。それを、染料に浸け、布の上に跡をつけて描いていきました。あっという間に予定の時間が過ぎてしまい、2時間が20分に思えるくらい楽しい時でした。
カラフルな天然材料 |
「できました!」 |
この写真をクリックすると大きくなります |
作品は、講師の先生が、乾かし、洗って下さって完成品となります。私達はわくわくしながらこの時を待って、自分の作品を手に取りました。
このような文化体験の機会を提供して下さったひろしま国際センターの方々に、私達全員大変感謝しています。
[2013年8月17日] 盆踊りを体験しました
夏季自主研修期間が終わるころ、日本滞在の中で、思い出に残る出来事がありました。盆踊りへの参加です。
事前に行われた踊りの練習に参加 |
地域の人々に日本語で自己紹介 |
毎年、旧暦の7月(新暦の8月)13~15日に、東広島市西条の御建神社の近く(西条駅近く)で、地元住民による盆踊り大会が行われています。盆踊りの「踊り」とは、まさしく「踊る」ことです。研修生は、昔から引き継がれているこの行事を、盆踊り保存会からお借りした浴衣を着て、地域の方々と一緒に踊って、楽しみました。盆踊りは、大勢の老若男女が輪になって、音楽に合わせて踊るものです。輪の中心には舞台が設けられ、そこで伝統楽器による音楽が演奏されます。
踊りには、3つの異なる動きがあり、ゆっくりした調子で始まり、早い調子に変わっていきます。初めは、難しく感じましたが、何度も繰り返して踊るので、そのうちに調子をつかみ、楽しんで踊れるようになりました。最近のダンスとは全く違う踊りですが、驚いたことに、踊っているうちに各自の隠れた踊りの才能を垣間見ることができました。
浴衣を着て記念撮影 |
輪になって踊る |
盆踊り大会では、ゲームやのど自慢もありました。一番の思い出は、花火大会です。毎年行われているこの独特の花火の行事は圧巻でした。
研修生にとって、日本文化を学ぶことは大変興味深いことです。地域の人々と暮らすことの大切さや、家族の重要性に気づかされます。同じ場所に集って、共に時間を過ごすことは、人々がふれ合い、交流できるよい環境づくりにつながります。
素晴らしい一日でした! |
研修生は、このように楽しく、且つ素晴らしい日本文化体験を、これからも楽しみにしています。
[2013年6月29–30日] ホームステイを体験
6月29日から30日までの一泊二日で、フィリピン、ベトナム、マレーシア、インドネシアの研修生4名は、それぞれ日本の家庭でのホームステイを体験しました。私達は初め、ひろしま国際プラザ近くの日本人のお宅にお邪魔することに、あまり乗り気ではありませんでした。果たしてホストファミリーとうまくやっていけるだろうか、心配だったからです。
ところが、実際のところ、ホームステイは私達4名にとって、とても楽しく、貴重な経験となりました。私のホストファミリーは、教員を定年退職され、自宅で楽しく、お酒やワインを飲んで過ごすのがお好きなご夫婦でした。滞在中、大変よくしていただきました。他の研修生たちも、それぞれのホストファミリーに大変よくしていただいたということです。
ホストマザーは、とても社交的で、且つ才能にあふれた人です。美術や音楽が好きで、年齢のことなど感じさせない、人生を楽しむ達人です。彼女は、社交ダンスの練習に通うダンススタジオに、私を連れて行って下さいました。そこで、ひとつめの才能を見ることが出来ました。ダンスの先生と一緒に優雅に踊る姿を見て、感嘆しました。
ホストマザーは美術も好きだったので、呉と熊野にあるアートギャラリーにも一緒に行きました。壁にかけられたさまざまな古い書道作品や歴史的な詩歌の内容を教えてもらいました。日本人がどんなに歴史や美術を大切にしているかを知ることができ、本当に驚きました。黒瀬町のとなりにある熊野町にも行きました。町の中にあまり人がいないのにびっくりしました。山々に囲まれており、典型的な日本家屋がまばらに見えました。熊野町では、筆の里工房と言うアートギャラリーに行きました。芸術家や有名な書道家が、手作りの本格的な絵筆や筆を作る美術館です。外国人がそのような場所を訪れるのはとてもまれだということ知り、またまた驚きです。婚約者へのお土産に、手作りのアイライナーを買って帰りました。
帰宅後、ごちそう(寿司、えび、玉子、らっきょう、鶏、たけのこ、生のスイートコーン、味噌汁)をいただきました。ビールとお酒もたくさんいただきました。畳の部屋で寝泊まりするのは、私にとって初めての経験でした。
ホストファーザーは、ゴルフと田んぼ作りが趣味で、ふだんは自宅で機械の修理から農作業までされています。彼との忘れられない思い出は、ゴルフの打ちっぱなし練習場に一緒に行ったことです。ことばの障壁がありましたが、彼と肩を並べられるくらいになりました。私が大変熱心にゴルフを彼から学ぼうとしていたことに、彼は驚いたに違いありません。
二日間では、ふだんのお二人のことを十分に知ることは出来ませんでしたが、今回、お二人と一緒に過ごしたことでとても多くのことを学びました。日々の生活は、自分がそう望めば、とてもシンプルになるということに気づきました。私だけでなく、他の研修生たちも、この二日間にたくさんのことを学んだと思います。日本のホストファミリーと良い関係を築き、また日本の文化を学ぶことができました。シンプルな生活を送ることは、社会的な階級や年齢や文化に関わらず、自分がごく普通の人であることを教えてくれます。我々を受入れてくださったホストファミリーの方々に感謝します。来年、離日するまでの間に、またお会いしたいと思います。
フィリピン研修生 |
|
ベトナム研修生 |
|
マレーシア研修生 |
|
インドネシア研修生 |
|
この写真をクリックすると大きくなります |
[2013年6月16日] 研修生、散髪に行列
来日後1か月が経ち、自分たちの髪が伸びていることに気づきました。
散髪する時です。
幸運にも、研修生の中に散髪が得意なものがおり、髪を切るのを趣味としていました。ベトナムから来た研修生です。
東京から帰った週末の最終日の午後、私達は行列を作って順番を待ち、散髪をしてもらいました。
散髪後には、みんな新しいヘアスタイルとなり、新たな気持ちで更なる研修に臨みます。
ベトナムの研修生による青空理髪店 |
[2013年5月31日] 夜間日本語講習が始まりました
公益財団法人ひろしま国際センターによる夜間日本語研修が、始まりました。
研修生はひろしま国際プラザにおいて、毎週一回、二時間の授業を受けます。挨拶や自己紹介など、日本での生活に必要な日本語を習い、教室外での実践活動も予定されています。
研修生は、来日前から日本語に対する関心も高く、みんな熱心に取り組んでいます。
初めての授業 |
笑顔で自己紹介 |
[2013年5月26日] 小学校の運動会に参加
第三回アジア海上保安初級幹部研修の研修生6名は、研修の第三週を前に、宿舎であるひろしま国際プラザの近くにある御園宇小学校の運動会に招待され、参加しました。
他の外国人参加者たちと一緒に記念撮影 |
開会式に整列 |
研修生は、小学生とその保護者、その他地域の人たちと一緒に、いろいろな種目に参加しました。開会式では、ベトナム、フィリピン、マレーシア、インドネシア、日本の国旗を掲げて、入場行進しました。
最初の種目へと向かう研修生 |
ひしゃくの水をこぼさないように走る研修生 |
研修生は各々が種目を選び、パン食い競争や綱引き、水運びリレー、玉入れ、ピンポン玉リレー、そして最後に行われた注目の混合リレーなどに参加しました。
かごに向かって玉入れ |
必死で綱を引っ張ります |
くたくたになる一日でしたが、みんなの前でひとりずつ紹介してもらったり、児童と一緒に歌ったりと、研修生全員にとって忘れられない一日ともなりました。また、一緒に参加した他の大学の留学生たちとも、交流することができました。
ゴールに向けてダッシュ |
各国の国旗を掲げて |
この写真をクリックすると大きくなります |
この日の体験は、研修生にとって、日本での生活の中で、その多様な文化と特徴を知る大変良い機会となりました。運動会では、外国人と地域の人々の交流があり、各国の人々にとっては新しい体験でした。研修生は、自国で毎年開かれる地元のスポーツイベントと、このユニークな運動会を比べずにはいられませんでした。
先生やボランティアの人々によって、運動会の行事がきちんと計画され、てきぱきと実施されているのが大変印象的でした。先生に加えて、保護者も、日中の暑さにも負けずにリレーやパン食い競争などに参加していました。
児童たちが観衆の前で、いろいろな体操競技や表現種目を演じるのを見て、初等教育において、いかに充実した教育が行われているのかがよくわかりました。驚くほどの規律正しさです。特に、表現種目では、それぞれが衣装をまとい、正確かつ優雅に大太鼓の音に合せて演じていました。
最後に、閉会式が行われ、国旗が降納されました。運動会に参加したみなさん、良く頑張りました。「万歳」です。新しい友達に出会い、新たなことを学び、素敵な雰囲気を味わうことができた素晴らしく、且つ楽しい体験でした。これからの九か月間にこのような体験をもっとしていけたらと思います。
[2013年5月21日] 日常生活の中での防災について学ぶ
研修生は日本で生活するにあたり、(公財)ひろしま国際センター職員から日常生活の中で地震などの災害に遭遇したときの対応について説明を受けました。
外国の地で地震などに遭ったとき、何をどうしたらよいのか、という研修生の疑問に応えてもらうため、日本文化体験の最初の授業で取り上げてもらったものです。
「何をすべきか?」 |
避難はしごの使い方を習う |
説明のあと、ひろしま国際プラザの防災設備を見学し、火災を想定した訓練を行いました。
研修生は、ヘルメットを着用し、「火事だ!」と叫び、避難はしごを使って部屋から地上へ降り、火災時の避難経路や避難方法を確認しました。また、消火栓を使って初期消火の訓練も受けました。
避難はしごを使って降りる |
消火栓を使った初期消火訓練 |
研修生は、最後に東広島市消防局防災センターを訪れました。ここでは、119番通報の仕方と、通報時に必要な情報の説明が行われました。同センターの施設見学をとおして、緊急時の迅速な対応システムを知ることができました。
火災や救急時には119番 |
東広島市消防局の前で記念写真 |
[2013年5月14日] 日本での生活始まる
インドネシア、マレーシア、フィリピン、及びベトナムから招へいされた海外の研修生4名は、日本での生活の場となる「ひろしま国際プラザ」に到着しました。
到着後、(公財)ひろしま国際センター職員から同所での生活に関する説明を受け、約10カ月に亘る生活が始まりました。
元気にひろしま国際プラザ到着 |
簡単な施設説明を受ける |
最初の夕食 |